ProtectMedicalData.orgは、世界的に増加する医療機関を対象としたランサムウェアやデータ窃取攻撃から貴重な医療データを安全に保護するために設立された非営利イニシアチブです。
特にサイバーセキュリティに脆弱な中小規模の病院や病院以外の医療機関が、国際標準に基づくデータ保護技術を活用できるよう支援し、医療データがハッカーやマルウェアの攻撃から安全に守られるよう貢献しています。
予算や人員の制約によりクラウドベースの医療情報システム導入が困難な中小医療機関を支援し、オンプレミス環境においても効果的なデータ保護が実現できるよう、データ保護ソリューションと教育を提供しています。
本イニシアチブには、データ保護国際標準であるITU-T X.1220およびX.nspamの開発を主導した情報セキュリティ専門家、ソフトウェア開発企業、ICT教育機関、MSP(マネージドサービスプロバイダー)、ストレージ供給業者などが参加しており、医療協会、医療当局、国際機関などとのパートナーシップを通じて医療データを保護することを目指しています。